WoodPyrosの成分規格試験,特許申請書,成分表,文献について説明します。
WoodPyrosは柿渋,木酢液,洗口剤,ビタミンC,香料,粉ミルクによって作られています。一番危険なものは洗口剤です。それはさておき 以下に成分規格試験,特許申請書,成分表,文献を載せておきます。
WoodPyrosの清涼飲料水の成分規格試験は以下の通りです。
これにより 自動封入すれば,清涼飲料水として認められます。しかし他国では手仕事で 封入しており,食品(漬け物,佃煮,朝鮮漬け,etc)は自動封入していないのに,また輸入国の飲料水をノーパスで許可していて,当方の手動封入をなかなか認めない門真保健所に憤りを感じます。お役所の壁は厚く,高く,どうしたらいいのか,ヒントもくれず,「清涼飲料水の設備許可は難しいですよ」とか「今迄そんな施設を認めたことがない」とか,いやはやベンチャービジネスは,お役所の壁,突き放しでお先真っ暗です。昭和35年までに駆け込んでいたら,なんでも認めていたみたいで,ベンチャー,ベンチャーと叫んでいても,叫ぶお役所が壁を作っているのですから,片腹痛い忸怩たる思いです。
歯科医師は衛生管理士の資格を持っていますので,食品製造および管理,施設管理をする資格を有していますが,自動填入装置が施設の大きさ故,実現出来ません。他所に自動封入を依頼すると 一本あたり150円以上かかります。これを患者さんに負担させると,30・一本あたり450円に一挙に跳ね上がります。毎日あけたり,しめたりしても.火烙菌の発生しないものに,必要でしょうか? 安い値段で,気軽に使える値段で患者さんにお渡ししたい。そう思ってあえて自家処方薬という医師の特権を利用することにしました。
自動填入していないWoodPyrosは 清涼飲料水として一般大衆に販売することは出来ません。ただひとつ残された道は自家薬です。ドクターはフッ素を薄めて患者さんに手渡す事が可能です。歯牙漂白は無認可の薬品を使っています。ゴアテックスをアメリカから持ち込む人もいます。歯牙漂白の薬剤もそうです。酸性水を小分けして売ってはいけないのです。自動填入していないから...。馬鹿げた話です。
特許申請書
友達が「作り方を教えてくれ」,といいますが 「作っても患者さんに渡すと特許侵害にあたり,賠償金を払うことになるよ」,といって作り方を教えないことにしています。この成分表で作り方がわかる方もおられるでしょうが,絶対作らないで下さい。当方も面倒なことは厭です。
では何故特許を申請したのか?と言いますと,特許を取っておかないと,他人が特許を取って自分が作れなくなるからです。
次に成分表を提示します。
Wood Pyros 成分表
成分 主要な混合物 含有率(%)
水分 88.22%
グリセリン 4.39%
エタノール 2.20%
L-アスコルビン酸(ビタミンC) 1.22%
酢酸 0.99%
その他 0.37%
プロピオン酸/メタノール /フルフラール/アセトン/シクロテン/2-シクロペンテノン/フルフリルアルコール/グアイアコール/テトラヒドロ・フルフリルアルコール/パラクレゾール/メタクレゾール/2-メトキシ4--クレゾール/オルト-クレゾール/ノナン-1,4--オライド/エチルグァイアコール
ポリフェノール 0.85%
糖類(プドウ糖,果糖,ショ糖,マンニトール),多糖類(ペクチン),トリテルペノイド(オレアノール酸,ウルソール酸,ベツリン酸),カロチノイド(リコビン,ゼアキサンチン,カロチン),ナフトキノン類(ジオスビリン,イソジオスビリン,ネオジオスビリン,7‐メチルジュグロン,ブルンバギン,シナノロン,マメガキノン),ビタミンC,タンニン,エビカテキン,エビガロカテキン、ビタミンA‐B‐C‐K、食物繊維、ミネラル
ポリフエノール(タンニン、カテキン、カテキンガレート、ガロカテキン、フラボノイド、アントシアニン)
その他 1.46%
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン/ハーブミントタイプ.サッカリンナトリウム/バラベン/炭酸水素ナトリウム./クエン酸/青色1号 /塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ひまし油/クエン酸ナトリウム/酢酸dl-α-トコフェロール(ビタミンE)/リン酸第二水素ナトリウム.リン酸第一水素ナトリウム/ポリリン酸ナトリウム/キシリトール/銅クロロフィリンナトリウム
(パーム核分別油.大豆油.パーム油.精製魚油.月見草油)
0.30%
ビタミン.ミネラル.アミノ酸等(V.A,V.B1,VB6,VC,VD3,VE,ニコチン酸アミド.パントテン酸カルシウム.葉酸.カロチン.アルギニン.シスチン.タウリン.クエン酸第一鉄ナトリウム.塩化カリウム..炭酸カルシウム.リン酸三カルシウム.硫酸マグネシウム.硫酸銅.硫酸亜鉛.シチジル酸ナトリウム.ウリジル酸ナトリウム.イノシン酸ナトリウム.グアニン酸ナトリウム)
薬効成分は 日本薬草に属する柿渋です。矯味剤として,木酢液,洗口剤を入れています。一番嫌いなのは市販の洗口剤ですが,若い人に嫌われるため,仕方なく洗口剤を入れています。洗口剤を除けば,清涼飲料水として,飲んでも差し支えない代物です。市販の洗口剤をいれていますので,飲んではいけません。
文献
木酢液の安全性は次のように記載されております。
くん液 smoke flavouring
本品は木材等を乾留して得られる成分(木酢液),または木材を燃焼させて発生したガス成分を,捕集して得られたもの(リキッドスモーク)である。
【基原・製法】木材を乾留する際に発生する煙を冷却して留出液を静置すると,3層に分離する。上層は油, 中層は黒赤褐色の水溶液で,かなり多量の酢酸を含み.いわゆる木酢液(wood
vinegar)であり,下層は黒色沈澱物である。中間部木酢液を蒸留および,または精製したものが本品である。欧州各国では,ヒッコリーなどの硬木を原料として作ったものである。わが国では松根木酢液が多い。
【性質】本品は淡黄〜赤褐色の液体または固体で,燻香がある。主成分は酢酸であるが,他にフェノール.アルコール,エステル,アルデヒド,ケトンなど,多数の成分を含む。PH2.0〜3.0である。水,エタノールに可溶。
【用途】くん煙臭と保存性を賦与する効果がある。 くん煙操作の代替として,食肉加工品, 魚介乾燥品,魚肉ハム・ソーセージ,佃煮.たれ.スモークチーズなどに用いられる。
【毒性・代謝】S.D.系ラットに0.3,2.5,20%を飼料に添加し90日間の亜急性毒性試験を行った結果は,特に異常を認めなかった。変異原性も認められない。蒸留木酢液についてのLD50は33g/kgであった(国立衛試,昭和41年3月)。FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会は1987年に smoke flavouriigsの安全性評価を行い,ADIは特定しないとしている。
【表示】 物質名を表示
(食品添加物ハンドブック第二版第1刷 光生館1997年4月10発行 146頁より抜粋)
これに基づけば 体重40kgの人に1.320g飲んでもいいよということになります。
薬効成分である柿渋についての文献を引用しておく。
カキ(カキノキ科) 169項 194-195頁 新日本法規 家庭の民間薬.漢方薬
してい柿てい(ヘた)
秋の味覚として欠かせないものにカキがあります。日本の代表的な果実で古くから生活と強く結ぴついた果物ですが、日本原産でなく、中国の揚子江沿岸から渡来したものです。甘いカキは日本に渡ってきてから80種が改良され出現したもので、「万葉集」や「源氏物語」のころにはしぷ柿のみであったようです。岐阜県の「富有」.静岡県の「次郎」.富山県の「水島」がとくに有名です。薬用には実に利用価値の高い果樹といえます。果実は栄養が高い食品であり、カキの果実、ヘた、葉、根はそれぞれ薬用とされます。
形態
花は6月ごろに開き、雌雄異花で、花冠にくらべて、がく片が大きく4枚あり、このがく片からは果実を大きく生長ざせるホルモンが出ているので、花期や果実の生長期にがく片を損傷すると果実は大きくなりません。
採取と調製
薬用にするへたは秋に採集しますが、カキを食べたあとに集め、そのまま日干しにします。市販される柿ていはこのへたで、ときにがく片が切りとられているものがあります。
薬効と用い方
カキの最も特色のある薬効は、へたをしやっくり止めに用いることです。しやっくりは、横隔膜や呼吸補助筋肉のけいれん性の収縮によって、声門が急に開かれて音の出る現象です。しやっくりはほとんど無害であり、多くの場合は自然に消失するものですが、ときに頑強に長く続くしやっくりには苦しむことがあります。こんなとき、驚かしたり、冷たい水を飲んだり、空気を飲んだり、しばらく呼吸を止めたり、実に様々なことを行いすが、カキのへたを煎じて飲むことが古くから知られています。このへた5−10g(10個くらい)をきざみ、水 0.3Lを加えて煎じ、約半量まで煮つめて、煎汁を発作時に温めて服用します。やや飲みにくいので、ひねしょうがを少量加えるとよいでしょう。効き目がよく、げっぷも止めることができます。かきしぷ柿渋はなるべく渋味の強いカキの品種を選ぴ、未熟なカキをとり、ヘたをはずして、すり鉢に入れて砕き、水を加えてさらによくかき混ぜたものをビンの中に入れて約1か月間ほど静かに置いておきます。かすが分離してくるので、このかすを除くとあとに褐色の液体が残り、特異なにおいがします。これは、血管の透過性を高め、高血庄を防ぐことが知られていて、さかずきに1杯を牛乳とともに1日3回、食間に服用します。葉は成葉となるころに採取し、蒸気で2む一3分間蒸し、日陰でよく風にあて乾かします。カキ茶はこのようにして作り、1日量10gを煎じ、お茶のように飲みます。各種の内出血の止血作用があり、消化器官のかいようによる出血にも応用されます。またのどのぜーぜーするのを止め、柿渋と同様に血庄降下に効き目があります。果実の皮をむき、干しガキにしたものを柿餅しべい、根を柿根しこんといい、止血の目的で吐血、下血に用います。柿餅の表面に出てくる、白いし粉末状のものは甘く、これを集めたものを柿霜しそうといい、これを加熱してあめのようにしたものを柿霜餅しそうべいといい、のどの痛み、せき止めに用います。
カキノキ科Ebenaceae 146頁 資源.応用薬用植物学 廣川書店
熱帯〜亜熱帯に多い高木〜低木.4属,450種.日本に2属,6種.成分としてナフトキノン類,ナフタリン類,タンニン類,トリテルペン類が知られている.
カキ Dispyros kaki Thunb
揚子江流域原産で,中国,朝鮮,日本で植栽される果樹.6月初め黄白色の花をつけ,花弁,がく片とも4裂する。野生の果実は渋いが日本で改良され甘い種類ができた.末成熟の果実はタンニン4〜8%を含む。果実のがく,いわゆるへた「生薬」柿帝をしやっくり止めにし,民間では夜尿症に用いる。葉はビタミンCが多く,健康茶として用いる。柿渋はアブラガキ D.0leifera
CHENGの未熟果からとる.柿渋はガロイル化された縮合型のタンニンを主成分とする.高血圧,夜尿症,かぶれに,また日本酒の濁り取り,友禅染の型作り,器具の塗装などに用いる.
カキノキ 日本薬草全書 新日本法規 編集 田中俊弘 143頁
Diospyros kaki [カキノキ科Fam. EBENACEAE】
生薬名:[局外]柿帯[シテイ】(残存した萼およぴ花床)
薬草の名前と由来
・学名 Diospyros kaki Thunb.
Diospyros:dios(神)+pyros(穀物)
kaki:和名に由来.
・和名カキノキ
・漢名柿
・中国名柿・英名kaki,persimmon
原産地と栽培適地
中国原産.山形県(渋柿)から福岡県(廿柿)で栽培される.
形態
・双子葉植物合弁花類の落葉高木.
・葉は長さ7−17Cm,幅4−10 cmの広楕円形から倒卵形,または卵状楕円形,急鋭頭,全縁.長さ1〜1.5cmの葉柄がある.
・花は淡黄色.萼は大きく,花憲は鐘状.花期は晩春〜初夏.
・液果は3〜8cmの球形か卵形.
・枝は灰褐色または灰自色,まばらに 皮目がある.
・同属植物ヤマガキ(Diospyros kaki Thunb Makino):枝や葉に毛が多い.野生形.
薬用部位と採集.保存
ヘタ.柿のヘタをそのまま陽乾する.十分乾燥させた後,密閉容器に入れ保存する.柿素:6〜10月に葉を採取し,2〜3日間陰乾した後,蒸し,再ぴ陽乾する.柿渋:二百十日前後に未熟果実を採取してつき砕き,1割程の水を加えて5〜6ケ月後に圧搾して汁を得る.これを適当な容器に入れて密閉して冷暗所で半年くらい熟成する.
性.味
花萼 性:温,味:苦
葉性:寒,味:苦
根性:平,味:渋
成分
糖類(プドウ糖,果糖,ショ糖,マンニトール),多糖類(ペクチン),トリテルペノイド(オレアノール酸,ウルソール酸,ベツリン酸),カロチノイド(リコビン,ゼアキサンチン,カロチン),ナフトキノン類(ジオスビリン,イソジオスビリン,ネオジオスビリン,7‐メチルジュグロン,ブルンバギン,シナノロン,マメガキノン),ビタミンC,タンニン.E柿の渋味は,エビカテキン,エビガロカテキンおよぴこれらのガロイル化合物の縮合したタンニンである。
薬理作用
柿の種子は血液中のエチルアルコールの酸化防止作用がある.
薬効
柿蔕はしやっくり止め.
柿葉は止咳,止血薬.
薬用法,
民間薬として大衆性があり広く用いられ,柿蔕はしやっくりの妙薬として古くから用いられる.柿渋は血圧降下作用があるので,渋柿より製して服用する.柿葉は成人病予防に茶代わりに応用される.
・柿のへたは主に渋柿を用いる.柿蔕10〜15個にひね生姜少々を入れて水600mlを加え,約半量に煎じて1日3回に分けて服用するとしやっくりが止まる.
・柿渋は血圧がなかなか下がらない時に,柿渋を盃に一杯と大根のおろした汁を同量混ぜて朝夕に服用すると血圧が下がる.時々血圧を計って下がっていたら,回数を減らしたり一時中止をする.柿渋だけでは便秘をするといわれるが,この液は便秘することはない.大変飲みにくい薬であるが,効果があるので現在も使われている.
・柿葉は乾燥したもの1日量10−15gをお茶の代わりに服用すれば,高血圧症,動脈硬化症等,成人病の予防に用いられる.
・柿葉は止血作用があるので消化器潰瘍など,内臓の答種出血にも効呆がある.
・柿葉は鎮咳的にも働き,咳止め,喉の痛み,のどのゼイゼイするのを止める.
漢方
柿蔕
効用:しやっくりを治す.
処方:・柿薄湯(丁香,柿帝,生妻)胃寒によるしやっくりを治す.
・丁香柿薄湯(丁香,良姜,木香,沈香,薗香,奮香,厚朴,廿草,乳香,柿帯,桂枝,半夏,陳皮)虚寒性のしやっくりに.
食用
果実を生食する.サラダ,マョネーズ和え,自和え,てんぷらもよい.また外果皮を干して潰物に使うと甘味が増す.葉を柿の葉ずしの材料として用いる.若葉にはビタミンCを多く含むので乾燥したものをお茶の代わりに飲用する.
カキ カキノキ科 薬草カラー図鑑 伊沢一男著 わたしの健康 別冊
主婦の友 196頁
わが国独特のカキは、古い時代にそのもとになるカキの原種が、中国から朝鮮半島経由で日本にはいり、日本で改良されて、いまのようなカキになったと見られている。「万葉集」や「源氏物語」にカキは出てこない。当時は渋柿がほとんどで、恋歌や恋物語の種になるようなものがなかったのであろうか。
干し柿を甘味料に
天平宝字5年(761)の正倉院文書に、三十九文で柿子九条を買つた記録がある。また、「延喜式」(927)の内膳司には、数多く「干柿子何連」の記録が出てくる。内膳司は当時の天皇の食事をつかさどった役所で、干し柿を料理の甘味料に用いていたと考えられる。何個かのカキをひもに通して乾燥し、それを一連とか、一案と呼んで取り引きしたのであろう。
調整法
柿渋;渋みの強い青柿のへたをとり、金属以外の容器に入れて砕き、水を加えて、ときどきかきまぜながら、5ー6日おく。これを布でしぼって汁をびんに入れ、約半年間、栓を上にして土中に埋めておくと、褐色で渋みと特異な臭気が出てくる。これが生渋である。
へた;柿を食べるときに集めて、そのまま日干しに。
成分;柿渋中には多量のタンニンを含み、これがビタミンPとよく似た化学構造で、血管の透過性を高め、高血圧を防ぐことが最近になって知られた。葉には血圧降下成分として、ケンフェロール・3・グルコサイド、 クエルセチン・3・グルコサイド。ヘたにはウルソール酸を含む。
薬効と使い方
血圧降下に 柿渋 さかずき1杯に大根おろしをまぜて空腹時に1日3回服用。
また乾燥葉を1日20g、せんじてお茶がわりに飲むとよい。
活性酸素 日本薬草全書 新日本法規 編集 田中俊弘 162頁165頁
生体内では活性酸素の1つスーパーオキシドイオンやヒドロキシラジカル,過酸化水素などが生成されている.これらは不安定で,電子を奪う反応性に富んでいる.過酸化脂質などを作って細胞を直接,あるいは間接的に傷つける.細胞内の活性酸素反応の蓄積が老化につながり,癌や動脈硬化などの病気の発生に関与している.酸素ラジカルによってDNA中にヒドロキシグアニンができることは,発癌に深く関与するものである.細胞質にあって活性酸素を抑制するのはSOD(スーパーオキシドデイスムターゼ)などの酵素で,SODを含む健康食品のほとんどや似た働きをするカロチン,ビタミンC,ビタミンEなどの抗酸化剤なども,活性酸素の働きを抑制することがわかっている.老化には活性酸素フリーラジカルなどの作用が強く影響しており,抗酸化作用のあるSOD,ビタミンE,カロチンなどでそれらの作用が抑制されると,癌化も老化もある程度防げるのではと期待されている.
漢方薬の原料となる生薬をはじめ多くの薬用植物にもラジカル消去作用をもつものが多く,タンニンなどのポリフェノールや,植物の色素成分でもあるフラボノイドなどにラジカル消去活性が認められている.最近,主成分のカフェインの作用以外に,血圧下降作用,血糖下降作用,発癌抑制作用などの多くの生理活性作用を示すことで話題になっているチャ(茶)のこれらの活性成分は,タンニンの一種エビガロカテキンガレート(EGCG)である.
タンニン 日本薬草全書 新日本法規 編集 田中俊弘 614頁
タンニンは植物界に広く存在し,植物の樹皮や葉に含まれることが多い.水溶性の多価フェノール誘導体であり,分子量500−3000の複雑な有機化合物でもある.タンニンの水溶液は動物の生皮の蛋自質と給合し,なめし皮になる.このため,皮なめし剤として工業的にも大量に使用されている.化学的には加水分解性タンニン(ガロタンニン;五倍子タンニン,没食子クンニン.エラジクンニン;ゲンノショウコのゲラニイン)と,縮合型タンニン(柿渋,チヤのタンニン,ビンロウジのタンニン)とに分けられる.前者は酸,アルカリおよぴ酵素で加水分解され簡単な分子になり,後者は加水分解に抵抗するタンニンである.タンニンは渋味を有し,収れん作用が強く,薬用として口内炎,止しや薬およぴ整腸薬に用いられる他,永久保存タイプのインク製造,染色の媒染剤としても使用される.
歯内・歯周・保修第2章歯周治療学 歯科小辞典118頁
4)収斂薬
この薬剤は歯肉に対し,その血管を収縮させ,体液の分泌及ぴ自血球の遊走を抑え,蛋自質及ぴ膠原組織に作用して,不溶性の沈澱物を形成する。
いずれも副作用らしきものは見当たりません。むしろ体にいい情報が多いのに驚かれます。これが柿渋を選んだ理由です。これに対しタンニンは長期連用に副作用があります。
局所収れん剤 264 日本医薬品集 薬業時報社 1998-99 1871頁
硫酸アルミニウムカリウムaluminum potassium sulfate (JP)
製品
純生ミョウバン末(純生薬品)硫酸アルミニウムカリウム末(エビス金田直隆宮沢薬品)
組成:末 99.5%以上
硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバンalum)は無色〜白色の結晶又は粉末で,においはなく,味はやや甘く,強い収れん性がある水に溶けやすく,エタノール又は工一テルに ほとんど溶けない。水溶液(1→20)は酸性
適応
口腔粘膜・皮膚の炎症又は潰瘍の収れん・止血,局所多汗症,臭汗症
用法
・、咽喉炎,口内炎等の口腔洗浄に0.3〜1%液の含漱剤として用いる
・止血には原末を散布又は1〜5%液を塗布し,鼻止血には飽和水溶液に綿球を浸して用いる
・止汗,防臭(臭汗症)のために2〜10%液を塗布する
注意
○一般的注意:患部が化膿している場合には,あらかじめ適切な処置を行った後使用する
・副作用
・過敏症=過敏症状が現れた場合には中止する
・皮膚=刺激感等が現れることがあるので,このような場合には中止する
○適用上の注意
・(散布剤)誤って吸入しないように注意する
・(液剤,軟膏剤,パスタ剤)眼には使用しない
・ 含漱剤として使用する場合には,長期連用を避ける
○規制等:局
備考 エビス1989年2月改訂による
局所収れん剤 264 日本医薬品集 薬業時報社 1998-99 959頁
タンニン酸 tannicacid (JP)
製品(大日本 山田,岩城)
組成
末:原末タンニン酸は黄自色〜淡褐色の無晶形の粉末,光沢のある小葉片又は海綿状の塊で,においはないか,又はわずかに特異なにおいがあり,味は極めて渋い。水又はエタノールに極めて溶けやすく,工ーテルにほとんど溶けない
適応
次の疾患並びに状態における収れん:口腔・咽頭粘膜の炎症性疾患,極めて小範囲の熱傷及び創傷,肛門及びその周囲のびらん・炎症
用法
含漱:2%の水溶液として用いる外皮用:2〜5%の軟膏として用いる
注意
慎重使用:肝障害のある患者・副作用・長期連用・大量使用:経皮吸収により,肝障害を起こす可能性があるので,長期間又は広範囲に使用しない・皮膚:外用により皮膚の乾燥・変色が現れることがある
○適用上の注意:
濃厚液の含漱により粘膜の粗荒・乾燥,舌,口腔・咽頭粘膜の知覚鈍麻が現れることがあるので注意する
○遮光保存○規制等:局
■備考 山田1986年4月改訂による
よくWood Pyrosの成分は?と聞かれ答えますと「あぁ タンニンですね」と言われ,納得した返事をされます。しかし,強調して言いたいのはWood Pyrosの治癒機序は蛋白凝固反応です。これら明礬,タンニンでは効果はありません。