7-19 インプラント予後管理における新しい薬液の提案
沢山の問い合わせ,質問 有り難うございます。Wood Pyros歯磨液は最初につけるだけでなく,5,6回継ぎ足して,たっぷり使うことを言い忘れておりました。電話での聞き取りの中で教えて頂き,有り難うございました。私の言いたい事は 会場でお渡しした小冊子の通りです。
リンデ先生のテキストから,論拠を補足させて頂きます。
歯周チャートには,それぞれの歯面の最も深い値を記録するだけで十分である。(425頁)
ポケットの深さの正しい意味を解釈することは難しいにもかかわらず,臨床家が疾患の程度を評価するために依然として有効である。(427頁)
大多数のヒトについては,歯肉の健康を維持するには機械的清掃法だけでは不十分であり,歯周病に感染しやすい患者にとって,これだけでは歯周疾患の発症と進行や再発を予防することは不可能である。
歯肉炎と歯周炎が重要な症状ではなく,慢性であるならば,個々のリスクに応じた予防や治療に対して化学薬品を使用することは,まさに正解である。(499頁)
プラークに関連した歯周炎における病変は,結合組織に限局しているが,インプラント周囲組織の病変では,結合組織のみならず歯槽骨をも巻き込んでいる。インプラント周囲組織は,歯周組織と異なり,進行性のプラーク関連病変を消退させる機能に乏しいことが示唆された。骨組織をも含むインプラント周囲炎の病変は,インプラントの失敗を導く可能性がある。(907-908頁)
最近の難症例を紹介します。処置内容を参考にして 治療に役立てて下さい。
患者名 I、S 年齢50歳 男
生年月日 S 24年4月29日
主訴 ┏7痛くて 咬めない。冷水痛なし。 打診痛有り。
測定日12年4月17日 実施開始日12年4月17日
処置内容
4/17 ストロング4倍 50cc ┏7抜髄
5/25 4倍50cc
6/6 4倍50cc 6/22 4倍50cc 6/30 4倍30cc 8/2 4倍80cc 8/28 4倍80cc 10/2 4倍80cc
測定日12年10月2日 5ヶ月15日経過後
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リンデ先生のテキストから,論拠を補足させて頂きます。
(引用文献 デンタルダイアモンド増刊号vol.15 no.9 保険医のための最新歯周治療システム 292頁 保母良基,宮田裕之 日本歯科大歯周病学教室 )
『歯周病はカンジダ菌が原因である』とか,『虫歯もカンジダ菌が原因である』ということが闊歩するのは現在の歯周治療に疑問,不満,無力感を歯科医師が抱いている証拠であり,それを非難する人は非難に終始し,自尊心を満足させるという自慰行為としか思われない。そうでないならば,一言「このようものに走らせた私達研究者の努力不足を反省する」という一文があって然るべきと思う。
2-歯ブラシで維持出来ないと思う人に読んで欲しい。歯ブラシで改善するのは認める。不潔性の場合顕著である。しかし,限界がある。それを認める人は読んで欲しい。
3-手術された痛みを知っているだろうか? 小生もないが,ひりひりしてとても痛いらしい。 手術しても再発する事に悩んでいる,心優しい先生に読んでもらいたい。
インプラントのメンテナンスに悩んでいる人に読んで頂きたい。インプラント存命期間は周囲組織維持管理につきる。他医により埋入されたインプラントも「噛んだら痛い」という主訴であったが,Wood Pyrosにより存命を図っている。無論小生埋入のインプラントもそうである。管理されていない他院のインプラント患者のコントロールも行っている。